最近、よく青山まで長距離だが歩いて行くことがある。
昨日もそんな日で、昼間はプールで水中ウォーキング、夜は青山までウォーキングをした。
目的は歩くことと、ほぼ日手帳の新作を見に行くこと。
今年のデザインにはマザー2のものがあるのだ。
任天堂の社長であり、長いことHAL研の社長だった岩田さんも見たかっただろうな。
もう亡くなられてしまったけれど。
手帳はとても可愛い!出来で、来年の手帳はこれにしようかなーと思った。
岡崎京子デザインの手帳やメモ帳も可愛かった。

RALPH LAURENやタルボットなども見て、寿司を少しつまみ、帰ってきた。

カノジョに「青山に住みたかった?」と聞く。
カノジョが「うん」と答える。
(まぁ、青山は高すぎてマンションが買えないが。リアルで)
「そっかー。私は今の家のほうが好きだな」
「ここに住んでいたら、君がギャンブルに行かず、ギャラリー巡りとかしてたんじゃないかなと思って」
「そうかな。バカラとかしてたかもよ? マカオとかに行って」
カノジョは黙ってしまった。
私は、今の育成歴が作ってくれた自分の感性が好きだと言った。

子供の頃は貧乏だったけど。

池袋に越してすぐに公園のトイレから死体が発見されて驚いたけど。

治らなかった喘息が大学病気へ行ったら一年で寛解したり。(まだぜい鳴は出るけど。大きな発作はなくなった)

新宿に越してきたら夜の歌舞伎町の街自体がタテノリで、驚いたり。(私はカノジョと一緒の時以外、歌舞伎町出禁なんたけど。ギャンブル場があるから)

青山まで行ったら静かで落ち着いていて、銀座の爆買いノリとちょっと違う静けさがあったり。

そんな経験一つひとつが私を作る。
私の小説を作る。

特に子供の頃、貧しくなかったら、ここまで貧困に目が行っただろうか、と思う。

でも「青山に住んでみたい」というカノジョの感性も大切にしたい。
カノジョの日々が洗練されるように生活したい。

そんな風に思った土曜日だった。